右の写真の製品はボーンスクリュ―と言って、読んで字のごとく骨折した際に骨を固定する、円筒や円錐の面に沿って螺旋状の溝が設けられた固着具、ネジになります。
材質はチタン合金*です。

写真のうち太いものは大腿骨を骨折した場合に大腿骨と骨盤の固定をするためのネジになるようです。
小さい方は様々な器具、プレートの固定に使用されます。現在飯山精器が製造している製品のほとんどは大腿骨を固定する器具用の部品だそうです。
写真を見るだけで痛そうです。できればこの部品のお世話にはなりたくないですね・・・
*チタン合金:軽くて強度が高く、耐食性にも優れていて、人の体にも適合性が高い素材です。
因みに、チタン以外では、ステンレス鋼(316LVM)、生体吸収マグネシュウム合金、ニッケル基合金やコバルトクロム合金などが使用されていて、世界的にはチタン合金がやや多く、次にステンレス鋼が使用。日本を含むアジア圏では現在逆転で、ステンレス鋼製の製品の流通が一番多く、次にチタン合金がになるそうです。但し、日本・アジア圏でも近年はチタン採用割合が拡大傾向にあるようです。
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